~和歌の楽しみ方を紹介~

古典の授業、あんまり楽しくなかったっていう人多いんじゃないでしょうか

正直平安時代の言葉を詰め込んだところで、ほぼ意味ないですよね

和歌とは

和歌の特徴について軽く説明します

定型詩:五七五七七の31音からなる

自然の表現:季節や風景を詠み、日本   の美を描写する

感情の表現:恋愛や哀しみ、喜びなど心の動きを詠む

技巧の豊かさ:掛詞、縁語、枕詞などが使われる

歌会文化:貴族の間で交流の場としての歌会でも詠まれた

和歌集:『万葉集』『古今和歌集』『新古今和歌集』など、多くの歌集がある


和歌には自然、哀傷、祝賀や雑詠などのジャンルがあります

今日は一番感情移入しやすいであろう、恋愛をチョイスしました!

歌は例のように書いています

(例)

原作 ういvふぬkjdrchかcm    

まず最初の4句は小野小町の歌です!

生成AIやってみました

僕は満足です

たぶん小野小町と程遠いですが、

かわいいだけじゃだめですか?(急にぶっこむやん)

1

思いつつ 寝ればや人の 見えつらむ 

夢と知りせば 覚めざらましを

   小野小町

僕が一番好きな歌です

君が代と同じぐらい好きです

(君が代が一番だろ)

てかまじ小野小町可愛すぎるな!

俺のことが好きなのが伝わってくる

(違うよ)

こういう恋歌は基本的に誰かに(男性から女性に、または女性から男性に)、贈っています

なので現代の私たちは歌を受け取った本人だとしっかり妄想して楽しみましょう

小野小町の歌ならば、しっかりと

「あ、俺のことが好きなんやなあ」と妄想してください

男性歌人からの歌を男性が受け取ると仮定するときも、

しっかり「いいよこいよ」と受け入れましょう

2

うたた寝に 恋しき人を 見てしより 

夢てふものは たのみそめてき

うたた寝ってのがそもそも可愛すぎるし、

1回会えたからまた夢で会えるの楽しみにしてるのも超かわいい

だけどほんと夢の中に好きな人出てくると、謎にめっちゃ仲良くて

現実でもこうなりたいって気持ち強くなりますよね

3

夢路には 足も休めず 通へども 

うつつに一目 見しごとはあらず 

   小野小町

夢の中では毎日会いに来てくれてんだね!やっぱ俺のこと大好きじゃん!(そうだね)

まあ確かに現実世界で好きな人見た時の目ん玉のパチクリ度はえぐいっすよな

できるだけ好きな人を摂取したくて、目と鼻の穴が広がるひろがる…(キモ)

4

いとせめて 恋しきときは むばたまの 

夜の衣を かへしてぞ着る

   小野小町

僕は生成AIにハマってしまったようです

「むばたま」バージョンの小野小町です(ずいぶん現代的な美人だな)

技巧の話はしないと言ったんですけど、「むばたま」が「黒、夜、夢」の枕詞だってのだけ伝えときます

なんか小学生の時にこういう噂ありませんでしたか?

私自身も裏返して寝たことあります

効果は…まあ絶大でした…(ほんとかよ)

この歌誰かに贈ってるんですよ

パジャマ裏返して寝たよ~、っていちいち報告してくんですよ?可愛すぎません?


1. 思いながら寝たら好きな人に会えた

        ↓

2.夢に期待しはじめる

        ↓

3.夢では毎日会ってるけど、やっぱ現実で会いたいよ

        ↓

4.もう会いたすぎるからパジャマ裏返して寝る


3と4は逆でもよさそうですけれども

実際繋がってるかどうかは、小野小町にしかわからないんですけど、こうやって勝手に妄想するのも楽しいですね


[ 大和絵 ] | 日本画家・絵師 高橋天山のブログ - 楽天ブログ

小野小町(生没年不詳)

三十六歌仙・女房三十六歌仙


いい枕で眠ろう

壬生忠見(生没年不詳)

三十六歌仙

恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり 

人知れずこそ 思いそめしか

   壬生忠見 

片思いが周りにバレ始めたときって、好きな人に伝わらないかドキドキしますよね

でもちょっと本人に伝わっちゃってほしい、みたいなことも思うんですよね

平兼盛(?~991)

三十六歌仙

忍ぶれど 色に出でにけり わが恋は 

ものや思ふと 人の問ふまで

   平兼盛 

これも片思いの歌ですね

なんか好きな人の前だと無意識に好きがあふれ出しちゃうんだよなあ…

藤原敦忠(906~943)

三十六歌仙

逢ひ見ての のちの心に くらぶれば 

昔はものを 思はざりけり

   権中納言敦忠 

昔の恋と比べる歌です

「今あなたのことをやべえ愛してますわ。昔の恋人なんてほんとに好きだったわけじゃないっすな多分。」

って感じです

現代でもあんまり昔の恋人と比べるのはよくない気がしますが、当時はどうだったんでしょうか

五十四番 儀同三司母

高階貴子(?~996)

女房三十六歌仙

忘れじの ゆく末までは かたければ 

今日を限りの 命ともがな

   儀同三司母 

忘れないって言ってくれたのが嬉しいから、その言葉が耳に残ってる間に消えてしまいたい…

なんとも切ない歌ですわ…

一度会った男性にまた会える確証なんてないのは今も一緒ですが、平安時代にはもっとシリアスな問題だったでしょうね

みなさんは好きな人に言われて一生耳に残ってる言葉ありますか?

僕は何も覚えていません(なんで聞いたん?)

藤原義孝(954~974)

中古三十六歌仙

君がため 惜しからざりし 命さへ 

長くもがなと 思ひけるかな

   藤原義孝 

漫画とかでよくある「お前のためなら死ねる!」を前言撤回する歌ですね(もっとロマンチックな言い方しろよ)

好きな人ができて、長い間一緒にいたくなるのは大変よくわかる

柿本人麻呂(660?~724?)

三十六歌仙・歌仙

あしひきの 山鳥の尾の しだり尾の 

長々し夜を ひとりかも寝む

   柿本人麻呂

これはかなり有名な歌ですよね

マジでよく思いつくなこんな比喩

ちなみに山鳥ってのはこんな感じです…

やまちゃん

引用元:https://joukyunews.com/359144

まとめ

和歌面白い!とか、小野小町かわいい!とか思ってもらえたらうれしいです

ぜひいいねとコメント、ほかのSNSもよろしくお願いします!

https://www.youtube.com/channel/UCUJSSCM9QNSsc5bRl1DcELA

https://www.instagram.com/nan_demo_mederu

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA